2024.04.30 / 01:23
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・[ kei ] LIVE 2024「-107」 at KMA PARADISE HALL

もう5-6年くらい、まだXがTwitterだったころから(去年Xになったばかりだしこの注釈を入れるには早すぎないか?と思ったけど書いちゃったからそのままにしておく)音楽関連のひとを一切フォローもリスインもしていなくて、だから意識して検索しないと情報にたどりつけない状態なんだけど、ふと圭っていまどんな感じなのかなと思ってX見たら固定ポストに「18歳でデビューした俺も今年の8/12で40歳」って書いてあってびっくりしすぎてそのままチケット取った

2024.08.12にむけて一年前の2023.08.12から隔月カウントダウン形式でワンマンライブをやっているらしく、-365からはじまって今日は5本目の-107。4本も逃したのは悔しすぎるけど、5本目もライブ当日の2週間くらい前に知ったギリギリさだったから、5本目からでも気付けてよかったと思っておこう…

vita.はじまりいいなあ。4 deus.の楽曲はみんな硝子みたいですき。赤・暗転ってちかちか繰り返す照明のなかで表情が切り替わる、圭の全然まばたきしないところ つやつやすぎる肌などもあいまってちょっと人外ぽくていい。15分あるインスト曲だから「全然歌わないし、全然終わんないし、顔いっちゃってるし、地獄みたいな時間だと思った?」ってちょっとおかしそうに笑ってた

MCでも話していたけどsilk tree.の楽曲も結構やってくれて!silk tree.、まちがいなく高校生のころ一番聴いたアルバムだからうれしかった。vesperbell.リリースしたころよくスペシャでMVやインタビュー映像が流れていて、わたしは午後からはじまる高校に通っていたからどうにか学校に行く前に流れないかと早起きしてテレビにかじりついてたなとか 当時、フリーウィルの有料モバイルサイトの圭ソロとkannivalismにあるブログとはまた別に無料のオリコンブログもやってて、そこでソロ活動はじめたばかりのころ「好き嫌いは別として、今俺が鳴らしてる音は誰も鳴らした事が無い音だよ」って書いてて、だいすきで何度も見返したなとか、そういうことも思い出した

sleep2 the moon.はアコースティックバージョン。「アコギって珍しいでしょ、キッズだったころはギューンドゥルルル…みたいなのが好きだったからさ…」
この曲は間奏部分に口笛がはいってて、曲はいる前に「俺口笛下手なんだよね…」と言って口笛を吹いてみたけどフヒュ……って音が鳴って笑っちゃって、そのあとも何度か試してたけど駄目で「口笛の達人だよって人いない?ハミングでもいいよ。ギター弾いてる横で口笛吹いてるとかなかなかないよ」って持ちかけたりしてた。
sweet sleep to the moon. sweet dreams. goodl night.のところ「歌って」って歌わせたあと「癒されたからもういっかい」っていう表情の穏やかさ。最初に圭がステージに現れたとき「最後にみたときから見た目が変わってなさすぎる……」と思ったんだけど、雰囲気とか表情とは全然違ってて、わたしが追っていなかった数年間を思い知ったりした

でもやさしい声と、誠実な言葉選び(ときどき元ヤンが出る)でにこにこ話す姿を見ながら多分わたしいまこのひとが何を言ってもうれしいなと思った 喋り方がチャラついてるところもまたいいのだ………

embrace.からcry symphony.の流れ、とてもうつくしかったな…… 撮影OKタイム、ぬるっと始まって合図もなく終わったからどこまで撮っていいか分からなくておとなしく聴いてたんだけどcry symphony.までOKだったみたいでうぅ~

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・2024 K-BALLET Opto シンデレラの家 at プレイハウス
会場に設置されてたポスター、昼にみると光の具合でシンデレラのところにだけ影がさしてみえるの、よかった

バレエはじめて見た!映画を見にいくとときどきバレエの短期上映の予告も流れてるから関心はあったんだけど、未知のところに踏み入れる勇気がなかなか出ず、でもキービジュアルにヒグチユウコさんの絵が使われているのを見て そんな理由だけでチケットを取った。
台詞のない状態でヤングケアラーという題材をどう表現するんだろ?って気になってたんだけど、正直あんまりよく分からなかった…。だから群舞がおもしろかった、音楽が全部いいな~音源ほしい、母役の酒井はなさん 迫力があってすごかった~!、バレエってこういう全然体の線が分からない衣装もあるんだ、とかそういう楽しみ方をした

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いちばんすきな喫茶店ひさびさにきた
小腹が空いてたからハムトーストも注文 ふだん喫茶店でパン食べるときトーストよりサンドイッチがおおくて、トーストを頼むにしても小倉トーストかピザトーストのどちらかだからハムトーストという文字列を見たとき自分が自宅がつくるハムトースト(バターを塗ってふたつの隅にかぶせるように2枚のハムを配置して焼いただけ)を想像したんだけど、しっかりマスタードを塗ったハム・トマト・きゅうりを挟んだそこそこボリュームのあるものが出てきたから「喫茶店 ハムサンド」で調べたらだいたいどこもそんな感じで、そうなんだ……になった

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すずらんのケーキ 中にはマスカルポーネクリーム・ラズベリークリーム・苺ジャムが入っていて、食べ進めていくとクリームのあわい緑色とピンク色がまじってかわいい

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super duper cute

・なるべく頭に浮かんだ文字をそのまま書いていこうとすると()で突っ込むことが多すぎて、平成の文体ってかんじだ 何を言おう何を書こうって頭で文を組み立てるとき、それに自分で横槍を入れるようなこと、しないひとも多いんだって知ったときびっくりした(するひととしないひとどっちが多いのかは知らない) わたしの頭の中、いつも「●●っていう描写、風刺的やね。そうでしょうか……」みたいなやりとりが発生していてうるさい

・waveboxでたまにすべての絵文字を押していってくれる方がいてハッピーセットって呼んでる ありがとう~(ひとつでもうれしいです)

・先週は寝坊しないで済んだ日が一日もなく、毎朝アラームを消したあと30分は寝こけてたけど、そもそも普段は始業一時間前には職場に着くようにしているため事なきを得続けた(絶対に走りたくない、絶対に始業前ゆっくり珈琲か味噌汁を飲む時間をつくりたい、絶対に人身事故とか信号点検とかの自分ではどうしようもないことで「遅れてすみません」と謝りたくない、絶対に会社の外で会社のひとと会いたくない 特にバスの中は嫌だ)

・「ぱっくり」という擬音に傷口のイメージしかないから「前髪がぱっくり割れる」という文を見るたび、前髪の下の額まで割れてるイメージがぶわっと湧いてきて具合が悪くなる……

・クレジットカード使うくらいさくらんぼがすき
*クレジットカードを作ったばかりでまだ請求額が月5万とかだったころ、量販店にノートPCを買いに行ったらカード会社に突然高額な買い物をしたからと不正利用を疑われ一時的に利用停止になってしまい「こちらのカード利用できないみたいです…」と言われたときの羞恥がいまだトラウマ(パニックになり、カード会社に電話することさえ思いつかなかった) そのせいで店頭でカード利用できなくなったけど、きょうスーパーに行ったらさくらんぼが売ってて、でも通勤定期券や駐輪所の更新をした帰りでお財布の中にお金がなく、さくらんぼでなければこのまま諦めたけどさくらんぼだったからカードで買った

もう4月もおしまいだ

2024.04.22 / 00:15
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カウンター席6席とテーブル席がひとつだけのお店で、ちょうど入店したタイミングでテーブル席があいてラッキー 犬モチーフのお菓子、だいたいとぼけた顔しててかわいい

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なぜかおみずの写真を12枚撮った

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週末の下北沢の飲食店はどこも若者で賑わっていて恐ろしくひとりでは入れないので、珍しくひとときた今日は行ってみたかったところいっぱい行ってみよう!と意気込んだものの、どこも席が少なくゆえに待ち列がすごかったからサンデーブランチに行った だいたいいつもサンデーブランチに行く 

5年前くらいに食べた季節限定のババロア、隣の席に座っていた女子高生2人組が思わず「でか!すご!」と口に出していたほどでっかいババロア、また食べたい ていうかババロアが食べたい ババロアだいすき

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鶏レバーとラムレーズンのムースを麩菓子で挟んだのとか、お肉がはいったマドレーヌとか、焼酎のかおりがするチーズケーキとかを食べた お肉がはいったマドレーヌおいしすぎる

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帰れない男 帰らない男 装飾に照明を反射させてきらきら光らせることで雨が降っているように見せてたのよかったな~(なにひとつ咀嚼できてなくて書ける感想、なし……)
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生活のルール 仕事でなにかミスをした夜は寄り道をしない 眠るときの枕の位置を通常時は西、体調不良のときは東にする 雨の日は香水をふらない
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今週うれしかったこと 見た目がかわいいからと買ったボールペンの書き味がよかった
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一番すきな色が赤だけど当然すきな赤ときらいな赤があり、ちょっとオレンジっぽい赤がきらい 印鑑ぽいから 印鑑ていうか朱肉か、で、今年は全身黒をやめようと決めてふらっと入った店で買った赤いワンピースを帰宅後に見たらまさにそれだった 服屋がぼんやりとした照明を採用することについて罰則を設けてほしい
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「SNSにはかわいい子ばかりいるのに、街中を歩いても全然かわいい子がいない」っていう人も、SNSを眺めても 街中を歩いてもかわいい子ばかりで 自分ばかりが醜いんじゃないかとおそろしくて生活がままならなくなっていた時期のわたしも、それぞれ不幸で不健康
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涙に濡れて束になった下まつ毛
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アミューズメント・パークの「遊園地で老人が罵られ、大変な目にあう」という身も蓋もないあらすじがすきすぎて、なにかとこの構文に当てはめてはキャハキャハ笑ってる
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とてもつらいものの寝転がりながら映画を見る程度の余力があるときはHiGH&LOW THE WORSTかXを見る 見た Xで泰志が清史からの電話に「もしもし誰お前?」って出るシーン、その一瞬で❝清史の携帯はバキバキに破壊されたか紛失しているけど、泰志の番号だけはそらで覚えているから病院の公衆電話からかけた❞って分かるのだいすきすぎて見るたびにこにこする 映画館での上映期間は毎週見に行き、現在も月に一度は見ているのに?燃費がいいね

2024.04.13 / 23:38
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三浦透子さんの声がすきで、ミュージカルで見てみたいな~と思いチケットを取った!本当に歌声がいい………

舞台は1964年のアメリカ、幼いころ顔におおきな傷を負ったヴァイオレットが伝道師に傷をいやしてもらうべく乗り込んだ長距離バスで、黒人兵士のフリックと白人兵士のモンティと出会って一緒に旅をして、傷を受け入れていく話。

ヴァイオレットは「あの人の顎が、目が、眉が、唇がほしい」と理想の各パーツを持つ女優の名前をあげ、バスの乗客に「あなたの目を取ったら…」と絡み、頬以外のパーツにも執着を見せる。これって頬に傷を負ったのが13歳のころで(1952年)ちょうどアメリカのテレビ放送が発達して美しい顔を見る機会が急増したタイミングと合致した影響もあるんだろうな。そして25歳になった彼女の目指す終着点が「❝あらゆる傷を癒す奇跡のテレビ伝道師❞に自分の傷を治してもらう」というのがまた……

そんなヴァイオレットを笑いながら「俺の顔と交換したらどうだ」というフリックに、ヴァイオレットは「わたしは美しいと思われたいの、あんたの顔と交換してどうするの?」と返す。フリックの固くなった表情を見て失言に気付き、あわてて「肌の色がどうってことじゃなくて、あんたの顔が駄目ってことよ」と訂正するも、無意識な差別感情を重ねて露呈することになる。傷のことでまわりから差別を受けてきて「人の痛みが分かるプロ」と自負する彼女も自分以外のひとの傷のことはわからない
「差別はいけない」って頭ではわかってるけど、本を読んだり人の話を聞いたりしてみても上澄みばっかりで根っこから理解するのは難しく、自分の差別意識に自信がないからとにかく特定の話題について口をつぐんでるだけな状態のひとってたくさんいて、わたしもそうだし、こういうのって結局のところどうしたらいいんだろう

ヴァイオレットを果たせない約束をしようとするモンティ、それを咎めるフリック、そしてそれにへらっと笑いながら「彼女が苦しむ瞬間、俺はそばにいないもん」と返すモンティ。これだけ読むとあまりに軽薄だけど、戦争に向かう前の台詞であることを思うと諦めだったり、いっそのこと傷付けばいいって願いだったりを感じてくるしい

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「2人のヴァイオレット」オレンジジュースにアプリコットとレモン、フリックとモンティのサンドイッチとお菓子(サンドイッチのほうドリンクが紅茶・珈琲・コーラとセットみたいで、紅茶も飲んだからお腹ちゃぽちゃぽになった)
おわったあとだと観劇後のお客さんたちで混み合うからなるべく前に行くようにしてるんだけど、目当ての電車を逃したせいで20分で食べる羽目になった こういう過ちを何度もしているね

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朝ごはんのマフィン、おやつのキャロットケーキとくるみの生キャラメルタルト 「この映画絶対つまんないよな~」と思いながら見た映画がちゃんとつまんなくて、よかった

マシュー・ボーンの「ロミオ+ジュリエット」を見たいんだけど、4/21までで、来週末は20も21も予定が入っており断念…。こういうのにぶち当たるたび「職場が恵比寿のままだったらソワレに定時ダッシュで間に合うのに」といつまでも憎々しく思ってしまうんだろうな 基本的に21時までは残業してるからどちらにしても無理なのに

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オンラインで購入した翔平さんの「嗅げば嗅ぐほどヤバタージ!疲れた時に眠たい時に集中したい時にホンシャン臭嗅いで今日も元気にワンツーイヤホイ!~とうとう好きすぎて自分で作っちゃった編~」 正式名称が長すぎて明細には略称で載ってるんだけど、それすらも入りきってなくておもしろかった

2024.04.13 / 04:06

・4/6 一日中曇ってていい天気だった

数年前に買ったきりほとんど履いた記憶がない靴を履いて出掛けて、ものすごい靴擦れするから仕舞っていたことを吉祥寺から西荻窪まで歩く30分のあいだに思い出した

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田中菫さんのMILKDISHを求めて百年へ……
本屋、本屋に限らずだけど、目にはいってくる文字の情報量がおおすぎると頭がまっしろになるから、これがほしい!っていう明確な目的がないかぎりなかなか店頭で買い物ができないのどうにかしたい

淡々とした文章(たまにあくびみたいな ふにゃっとした書き出しがあって、それがまたいい)、ごはんの写真、ときどき制作中の作品の写真 わたしもこういう語り過ぎずしずかで心地いい日記を書きたいのに、なんでもかんでも書いちゃうし載せちゃうし、欲 おもに食欲が前面に出過ぎててみっともない 余白がない~……

(こんなこと書いてて恥ずかしくなるけど、恥ずかしいという自覚さえあれば書いても大丈夫と勘違いしてるふしがあり、さらに恥ずべき姿を他人に見られたい欲求まであるから書く)わたしは食器を洗わなければならないなら食べなくていいという気持ちからほとんど自炊をしないので、自炊をして、さらにそれをまめに記録できるひとっていうのは本当にすばらしいなと思う すごい
つくって食べるということが単純にすき 気分転換にすらなる、というひともいるだろうけど、わたしは気分転換にすきなことやるのも基本的にだるいからね

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光が羽根みたいだね あたたかい日だったからいちごゼリーにした ひんやり

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いちごタルト●●●

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用事から用事までの間が2時間くらいあったから特にあてもなく歩く 通過した定食屋の看板に「太ってから痩せる!」というわんぱくな惹句が書いてあるのを見た
疲れたからちょっと休憩 音楽と豆をはじく音だけ聴こえる
ミュークペッパルカーカはじめて食べた やわらかいジンジャーブレッドって意味らしい ナッツ、シナモン、ジンジャー、カルモダン♪舌が全然まわんなくて「この、ミュ…ミューク…を」ってなった

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新宿で「夢の泪」を見たあと、22時過ぎでも営業してるカフェを探していたら23時まで営業してて、あんまり騒がしくなさそうで、さらにヌガーグラッセを置いてるお店を見つけた ヌガーグラッセもカッサータもだいすき
ヌガーグラッセ、アイスコーヒー、ちょっとだけお腹すいてるからウィンナー3種盛りもいこうと決めて向かったけど、到着してメニューを開いたらヌガーグラッセだけピンポイントでOUTの文字が貼り付けてあって、ウゥ………
バニラアイス(すきなリキュールをかけてもらえる)にしようかなと思ったけど、お酒はストロベリーホッパーを飲みたかったからやめてカレーのハーフサイズにした 外で食べるごはん、基本的に量がおおくて相当空腹なとき以外はあんまり頼めないからハーフサイズがあるとうれしい


・4/7 ホットケーキ食べたいねとなり、朝から食べに行った

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わたしの日記って食べ物のことばかりだな……と思い、食べ終えたあと「桜でも見て帰ろうか…」と言ってみたけど「絶対花とか興味ないでしよ」って、とってつけたような興味関心は大抵見透かされてる
花を見て感動できる感性の持ち主でありたくて、毎週末1時間2時間と自転車漕いでそのへんの花を見に行っていたころもあったけど、あたまのなか桜餅とかすみれの砂糖漬け食べたいなーとかキンセンカの天ぷらっておいしいのかなーしかないからね


・4/9 いろんな無

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数日前に指の腹で机の上に落ちた赤いインクをぬぐってから指紋のなかに入り込んだままとれない 指紋にたいする自分の体にこんな渦巻きがあるのきもちわり、の感情を常時意識させられて最悪だ


・4/11

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とにかくカレーが食べたかった 終電まで残業していくつもりだったけど「絶対に今夜カレーが食べたい、それもナンだ」になっちゃったから21時くらいで切り上げて帰った
先週から春の服装をはじめたけど、夜はまだ風がつめたい そういえば、きょう会社の人が「桜、ほとんど散っちゃったね」って言ってたなーと思って見渡してみたけど、このへんに桜ははえてなかった

いい気分で食べているさなか、会計をしにきた二人組の片方がしきりに「全然辛くなかったよ、本当に辛くなかった」と訴えかけており、そのまま会計が終わり扉が閉まるまでずっと辛くなかった!と言い続けていた その後、客がわたし一人になった店内に店員さんの「なんて?」「カレー辛くなかったよだって。うるさいなーうるさいなー」という会話が響いてて、どうしてくれるんだよこの空気…とうらめしい気持ちに………

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遠目にねこ


・4/12

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銀座に着いたら思いがけず雨、そして朝ごはんを食べに向かった喫茶店の臨時休業がかさなり、朝11時にして何のやる気もなくなる 銀座の濡れた地面をふらふらほっつき歩きながら、そうこうしているうちに開場時間が近づいてきたのでとぼとぼ劇場へ向かい、町田くんの世界をみた
しあわせな話がみたかったのと、実写映画がゆるせない出来だったのでこの作品の実写のイメージを塗り替えてほしかったのと(映画館で衝撃のあまり呆然としてしまった)、あと、キービジュアルの町田くんの横顔がきれいだったのと……

演技がどうこうとかではなく「純粋で、無垢で、素直で、ゆえに鋭くて、新たな視点から物事をみつめていて、まわりの人間の世界を広げてくれるキャラクター」って、そもそも実写に向いてないのかなと思った
ひとを愛しひとに愛され、過剰なくらい思いやりがあり、そのくせ病的に疎い、こういうアンバランスなひと現実だと結構こわいからね 平面じゃなくて生身の人間になるとどうしてもキャラクターじゃなくて人としても見ちゃうからちょっと引いちゃうのかも……
それはそうとして、主演の子は顔がちいちゃくて笑顔がきらきらしてて、町田くんにしては容姿がアイドルすぎたものの、愛らしくてよかった

ひとつのセットに階段がみっつ、部屋がいくつかついていて、それを人力でぐるぐる回すことで教室だったり町田くんの家だったり猪原さんの部屋だったり保健室だったりいろんな場所に切り替わる わたしの目が回りそうになっているなか演者はすいすいと駆け回っていく

制服はそみんなれぞれデザインが違ってて、グレーをメインに赤がアクセントになってる さくらとしおり役の礒部花凜さんが着用しているの靴下がかわいい 礒部花凜さん、きゅるっとしたお顔とパワフルな歌声がすてきだった

ミュージカル『#町田くんの世界
ご観劇ありがとうございました👓✨

今日は、お衣装のご紹介👔

今回は皆グレーで統一されていて
それぞれのキャラクターに合わせて
細かく装飾が施されています…🫧

さくらのシーンは夏服なので、
胸元のリボンとチュールがよく見えて
さくららしくてお気に入り🌸 pic.twitter.com/pEHp97ReYI

— 礒部花凜 (@Carin_Official) April 4, 2024


外に出ると空が青かった 劇場に入る前に天気予報を調べたら雨は1時間程度でやむと書いてあって、だからこの舞台が終わったころ外に出たら雨はやんでるだろうって、わかってたことだけどやっぱりうれしかった

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その後、皮膚科の予約時間までまだ余裕があったので、あと疲れたので、おやつを食べに行った 懺悔室がある珈琲屋さん
Xで毎日その日の珈琲とお菓子のラインナップが投稿されていて、ちょっと変わったお菓子が多くて気になっていたものの、なんとなくおごそかなイメージがありなかなか行けずにいたんだけど勇気を出して入ってみた

天井が低くて、暗くて(本当に暗い…夜にきたらどんな感じなんだろう)、静かな音楽が流れてる カウンター席のほかにサイドが壁で囲われてる一人席、あとは広いテーブル席もひとつ サイドが黒い壁で囲われてる席は前にも黒い壁があって、半個室みたいになってる 真昼間にいったけど視界が夜みたいだった 左下には小窓があり、そこから注文したものを届けてくれる 剛鉄な一蘭みたい!趣のない感想
頭上の薄明りと、席に設置されたオレンジのあかりと、あの奥にある白い部屋が懺悔室なんだろうか そこからさしこむひかりがぼんやり店内をてらしてて、こころもとない でもかなりすき……

神経質そうなつんとした店主を想像してビビっていたけど、雰囲気がやらかい方だったのでほっとした ほっとしたら「珈琲のこと全然わからなくて…このケーキならどれが合いますか?」って素直にきけたし丁寧に解説していただけた(性格上、普段あんまりこういうの聞けない……)
アイスコーヒーとブラックペッパーとチーズのガトーブルトンをたべた 細身のグラスと小ぶりなケーキ、ちょうどいい量 ガトーブルトン、じんわりからくておいしい

本当は見に行きたい展示がふたつあったけど、椅子に座ったらもうちっとも動けなくなって、あとは日が暮れるのを待つしかできなかった
2024年、FICTION展にも野村在展にも長尾真莉子展にも行けずだ…。伊藤ゲン展には行った!去年Filmarksで見かけた「映画の朝ごはん」のポスターがおいしそうで でも用事がいっぱい入ってる日に行ったからササ~ッとしか見れなかった、結構頻繁に展示をしているイメージだし 実際夏にもやると言っていたのできちんと時間を作ってまた行こう…

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生姜とスパイスのミルク割り、薩摩芋のチーズケーキ
もともと皮膚科での施術を終えたあとここに行く予定を立てていて、でも終わったころには今すぐ寝たいくらい疲れてたからどうしようかなーと悩みながら駅に向かい、最終的に「今日は完全な悪い日ではなかったけど 予定通りに進まないことが多すぎて どっちかというと悪い日寄りだったな、このまま帰りたくないな…」となり帳尻合わせに行った
寒かったからあたたかいの飲んで、3週間前に買ったきり読めてなかった本をすこしだけ読んだ

おしまい

2024.04.05 / 00:55

なんとなくすきなもの 美術部とかデザイナーとかを題材にした実写作品で、絵を描くシーンの筆先がアップになったとき、髪や輪郭などのあたりさわりのない線をずっとなぞっている様子