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喰われノンケ
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売り専掲示板 家を建てた。 実家は公団住宅であり、社会人になってからはワンルームマンションだったから、一軒家と言うものにずっと憧れはあった。敷地があり門があり二階への階段はらせん状でバルコニーは必須、暇さえあれば家の間取りを妄想する日々だった。 30を超えて社会的地位とそれに伴う収入を得て、更に副業の株取引などを経て、その資金は順調に溜まっていった。とにかくお金を増やすことにしか興味はなく、住まいも安いワンルームマンションから動かず、無駄な支出は一切しない生活を経て、夢は現実へと近づいていった。 ちなみに独身である。女性にはまるで興味がなく、むしろ男性に憧れたりしているのでひょっとしてゲイなのかな?と自分でも思うことはあるが、そう確信を得るほど人間関係で心を揺さぶられるような出会いや事態に至らないことも事実だ。 やがて、ある地方に安い土地を確保することができた。僕はそこに夢のマイホーム建築を始めたのである。 2階建てで5部屋。独り暮らしには広すぎるうえに、扶養しなければならない両親も既にこの世にはいない。建築会社には「近々結婚するから」と適当なことを言って訝しがられないようにしたが、ただ単に狭い家を終の棲家にはしたくなかっただけの話だ。 仕事も上手い具合に家を建てた土地の通勤範囲内の会社に転職することができた。もう、用意は万端だ。まさに僕は一国一城の主になったのである。 こうして、理想の家を手に入れて1年が過ぎた。今の僕には同居人がいる。 半年くらい経った時に急に広い家に独りぼっちでいることが寂しくなったのだ。やがて、ネットで知り合った喰われノンケと呼ばれる方々と遊ぶようになった。喰われノンケにチンコを咥えられた時に、あ、やっぱり自分はゲイなんだと確信したのである。 そして、今ではその時に出会った喰われノンケの青年と同居している。一人では広く感じたこの家も、二人ならしっくりくる。僕がずっと広い家を望んでいたのは、心のどこかでそんな出会いを求めていたからなのかな、と思う次第である。 売り専掲示板 食われノンケ

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