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パトロンとは
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ブサイクのパパ活
女の子をよく家に泊めている。いわゆる「泊め男」と言うヤツなのだが、事情があって今晩寝るところも確保できない女の子を泊めることがいけないことなのだろうか。
誤解ないように言うと、別に僕は泊めた女の子の体を要求するわけではない。中には援助交際と勘違いしていて「いくらくれる？」なんて言う女の子もいるが、それは拒否する。純粋に困っている女の子に手を差し伸べてあげるだけだ。もし、そこにセックスがあるとすれば、それは自由恋愛の類なのである。
ただし、男は泊めない。昔の僕がそうだったが、男はいくらでもつぶしが効く。それこそ、泊まる場所もお金もなければ、公園のベンチにでも寝ればいい。僕が助けるのはか弱い女の子だけだ。
だから、家出少女サイトで常に家出少女をマークしているのも、決してやましい心からではない。困っている女の子を助けることに歓びを感じているからだ。いわゆるボランティア精神である。
「おじさん、パトロンみたいだね」と以前に泊めた女の子に言われたことがある。彼女もまた親とケンカして家出をしており、サイトで助けを求めていた。一緒に寝ながら彼女の親代わりのつもりでこれからのことを語り合ったものだ。
パトロンとはやっぱり特定の女性を自分の物にしたい下心も少なからずあると思う。気に入らない女性のパトロンにはならないだろう。お金ではなくて一夜の宿を提供しているだけの僕がパトロンとはちょっと主旨が異なるようにも思うが、このくらいの年頃の女の子にしてみれば、助けてくれる男性は皆パトロンなのだろう。
だいたいの女の子は、一晩家で寝て落ち着くとスーッと消えるようにいなくなってしまう。僕に見返りがあるとすれば、女の子の心を救ってあげたと言う自己満足感だけであるが、それでいいと思っている。
その彼女が僕のことを「パトロンおじさん」と噂を広めたらしく、たびたび女の子が泊まりに来るようになっている。ありがたいことだ。時々、財布の中から現金がなくなっているようなこともあるが、僕は何も言わないようにしている。文字通りのパトロンおじさんになりつつあるこの頃である。
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