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留守電
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オナ指示
留守電っていえば、大学の頃に奇妙な留守電が入ってたことがある。
俺が、大学生で卒論真っ最中で、お正月帰れないって時だったんだけど、大学から帰って来た時、留守電がピコピコ光ってるのに気付いて、一応、聞いてみたんだ。
家電なんてめったに使わないから、いつも普段は放置してるんだけど。
家電の番号知ってる人なんて、あんまりいないしさ。
就職はもう内定もらってるし、スマホでやり取りしてるから、今さら家電にかかってくるのは考えにくい・・・。
不信に思いながらも、その留守電聞いたら、かすれた感じの女の声で(かーちゃんだと思った)、「お父さんが危篤です。帰って来なさい」って。
慌てて、実家に電話入れたら、そのまさに危篤真っ最中であろうとーちゃんが出て・・・
「危篤なんじゃないの？あれ？あれ？」みたいになっちゃった。
とーちゃんも、なんか「は？」みたいになってて、その瞬間の二人のやり取りを思い出すといまだにちょっと笑いがこみ上げてくるんだよね〜。
それで久しぶりにとーちゃんと電話したんだけど「大学、大丈夫か？卒論ちゃんと書けてるのか？」なんて話とかさ。
「就職決まった祝いを預かってるぞ」とかそんな話して。
まぁ、そこで、大学卒業した後、数日は実家に帰れるかな〜なんて話しながら電話切った。
だけど、その後でなんとなく、微妙な気持ちになっちゃった。
どこかのとーちゃんが危篤なんだろうなって。留守電にメッセージ入ってたから、多分、慌てて番号かけ間違えて留守電にメッセージ入れちゃった慌てんぼかーちゃんがいたんだろう。
ちゃんと連絡取れたのかなって気がかりになったんだ。
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