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テレフォンセックス
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相互 オナニー カンナさんとは、あるゲームのコミュニティーサイトで知り合った。 きっかけは多人数のチャットだったが、いつしか1対1で音声チャットをし合う仲となっていた。 素性はおろか本当の年齢さえもわからない。わかっているのは、趣味が合う事とスピーカーから聞こえる声が透き通っていて美しいと言う事だけだ。 当時の僕は、彼女もいなければリアルな友達もいなかった。そのゲームだけが僕のすべてだった。 カンナさんもまた同様だった。ゲームだけが楽しみだと言っていた。 そして、お互いにゲームをプレイして、時計の針が日付変更を告げるくらいから、僕たちのツーショットトークが始まる。 最初はもちろん、ゲームについての話題が主だった。しかし、一か月くらい過ぎた後から、僕たちの会話は雑談が中心に変わっていった。 「今日、何食べた?」「ツナサラダだったかな」「それだけで足りる?」なんて他愛もない会話から入る。 僕はカンナさんの声に癒されていた。女の子とあまりしゃべったことがないこともあるが、彼女の声は睡魔が襲ってくる時間に眠気を飛ばしてくれるほど、活舌がはっきりしていてきれいだった。 そして、毎晩話しているうちに、僕はこの声とセックスしたいと思い始めていた。彼女とのテレフォンセックスに僕は憧れた。 お互いのプライベートについては深く詮索しなかったが、考えていることは結構喋っていた。その中には、当然、性の話もあった。 「男の人と付き合ったことはなくて」とカンナさんは言っていた。僕も女性と付き合ったことはない。しかし、この時の僕は、ちょっと優位に立ちたくて「高校の頃は彼女がいたけどね」なんて、ウソをついた。そして「セックスくらいは経験しておいた方がいいよ」なんて偉そうに言ったものだ。 僕は、カンナさんに「リードしてあげるから」と、テレフォンセックスに持ち込もうとした。 カンナさんもまんざらではないようで、僕の指示通りに股間に手を置いてくれた。 「男の人の声を聴きながらって、独りでやるのと全然違うね」なんてカンナさんは言っていた。 そして、僕もカンナさんの艶めかしい声をかけながらテレフォンセックスを無事に果たした。これが僕の初体験となったのだ。 それからしばらくの間、カンナさんとテレフォンセックスをする日々が続いた。 ただ、その後、僕は仕事と実家の事情で、しばらくインターネットにアクセスできない日が続いた。 二週間ほどして、ゲームにアクセスしてみると、そこにはカンナさんの姿はなかった。そして、彼女が二度とオンラインになることはなかった。 カンナさんが消えた理由は僕にはわからない。ただ、僕とのテレフォンセックスが彼女の眼を外に向けさせるきっかけになったような気はした。 センズリ鑑賞 オナニーの見せ合い

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